大間を離れたあとは、
青森市で「喫茶マロン」というとっても素敵な喫茶店にお世話になった後
(青森に行くことがあったらぜひ立ち寄ってみてください♪)
最近、縄文時代に興味があるので
三内丸山遺跡にもちらっと立ち寄ってみました。
この辺のことも書くと長くなってしまうので割愛。
そんなわけで一路、岩手県の葛巻へ。
トヨタ財団の喜田さんから紹介していただいた
「森と風のがっこう」に辿りつきました。
ここ、葛巻町は自然エネルギーの街で有名で
以前から興味を持っていました。
でも紹介してもらったりしない限り
基本的には訪問することはないので、
わくわくしながら訪ねました。
印象的だったのはこのトンネル。
江刈の集落に到達するためには
山をぐんぐん登ってきたあと
このながーいトンネルを通らないといけません。
一車線の幅で、照明はなし。
なんだか絵本の中に登場する異世界へ通ずる道のようで
向こう側に緑の光景が見えてくると、わくわくしたりして。
そして、トレードマークの電車と風車。
森と風のがっこう、通称「森風」は廃校となった校舎をつかって
過去と未来をつなぐ持続可能な学びの場を実現されています。
子どもも大人も、地域の人々も都会の人々も、目で見て、これからのエコロジカルな暮らしを生き生きと感じる<新たな広場>をつくり出し、あるいはすでに各地にある廃校の活用情報をつなぎ合い、ゆるやかなネットワークを日本中につくり出したいと思います。それは賢治のふるさとであるこの岩手からであってほしいと強く私たちは願います。
(「設立趣旨」より引用)
ここ「森風」には、自然エネルギーとか、パーマカルチャーとか、
自然体験とか、食育とか
いろんなキーワードが存在する。
そのどれもが森風なんだけど
どれがいったい森風なんだ!?という感じで
どうも中心がつかめなかった。
でも、代表の吉成さんが帰ってきて
「日本から『生活』が消えていっている」
という言葉から話がはじまった時
この場所の意味が少しだけ分かった気がした。
そう、ここは生活を取り戻す場なんだ。
*
生活は便利になった。
ボタンひとつで求める結果がそこに出現し、
お金を渡せば必要なものはなんだって揃う。
それは
人生に余暇やゆとりを生み出すという意味において
すばらしい進化ではあったのだけれど、
果たしてそれが過去と相対して
豊かな人生を実現しているか・・・といわれると疑問が残る。
生きる実感を伴う「生活」というのは
苦労でもあるが、喜びでもあったのだ。
生きることの美しさがそこにはあり、
きっと、汗や涙も含めた人生の躍動が込められていたのだろう。
吉成さんは宮沢賢治の生き様を通して
その「生活」に光を当てようとしているように感じた。
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朝6時に起きて箒がけとトイレ掃除から一日が始まる。
みんなで食事をつくり、薪でお風呂を沸かして入る。
これがここの日常。
余談になるけれど、
実は僕自身、いつもぶち当たる壁は
日常の生活力の欠如だった。
(ということにここで改めて気づいた)
もちろんそれだけではいけないのだが、
それが欠けていることは地図もあり目的地も明確だが
動力を欠いた船のようなものなんじゃないか、と。
どんなに夢を語ろうが、ビジョンを共有しようが、仲間がいようが
推進力が決定的に欠落してしまっている。
これは改善しなければ!と思ったのでした。
「過去があるから未来は輝き、
未来を見るから過去が輝く。
それと同様、明日を生きるためには今日が大切で、
夢を語るためには足元が大切」
今年は19泊20日のサマーキャンプをするのだとか。
素敵だなー
ちなみにこのあと葛巻町の
農林環境エネルギー課長の荒谷さんにお話を伺ったのですが
「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町 くずまき」
というコピーに全て込められていると感じました。
青空の下、太陽の光を受けて輝く緑と
吹き抜ける風が印象的な町でした。

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